休日美術館マップ

休日に行く美術館とカフェ

横浜美術館 ファッションとアート展 → カフェ オムニバス

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今回は横浜美術館でファッションとアート展を見たあと、YCCの1階にあるカフェ・オムニバスに行くルートをご紹介。桜木町駅からスタートします。

 

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桜木町駅からランドマークタワー経由で横浜美術館へ行く途中現れるこのクネクネしたオブジェ。ジェットコースターみたいと思っていたら、「たなびく雲」をテーマに作られた作品だそうです。その名も「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」。彫刻家の最上壽之さん作。

 

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エントランス前に展示されているのは「彩られた風のイスたち」山口貴司さん作。グレーの重厚な背景に軽やかな青がきれいに引き立っています。

 

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そして今回のメイン「ファッションとアート 麗しき東西交流」展。以下概要文です。

 

「ファッションとアート 麗しき東西交流」展 概要

横浜美術館HPより引用 http://yokohama.art.museum/index.html

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ベール「イヴニング・ドレス」1919年頃 京都服飾文化研究財団蔵 林雅之撮影
日本の伝統的な文様「青海波」と「四つ金輪」がシルバー・ビーズで刺繍されている。横浜美術館HPより引用

 

海の向こうへの憧れが、新しい装いと美を生み出した――。

1859(安政6)年の開港以来、横浜は西洋の文化を受け入れ、日本の文化を海外に送り出す玄関口としての役割を担ってきました。この展覧会では、19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術に焦点を当て、横浜を一つの拠点とする東西の文化交流が、人々の生活や美意識にどのような影響を及ぼしたのかを紹介します。  

明治以降の日本では、西洋からもたらされたファッションやライフスタイルが、急速に人々の暮らしに浸透していきました。一方、西洋へは日本の美術品やきものが輸出され、ジャポニスムのブームが起こりました。日本と西洋の双方にとって、海の向こうの人々は、美しく珍しい衣服を優雅にまとい、自分たちのものとは異なる工芸品で日々を豊かに彩る、「麗しき」他者であったことでしょう。  

横浜では初めての展示となる京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵のドレスや服飾品約100点を中心に、国内外の美術館や個人が所蔵する服飾品、工芸品、絵画、写真など計約200点を展観。日本と西洋が互いの装いと生活の文化をどのように受容・展開し、新しい美を見出していったかをたどります。

 

展示されている服はどれも状態がとても良く、100年以上前のものとは思えないような凛としたオーラを放つものもありました。ベール「イヴニング・ドレス」は青海波と四つ金輪という日本古来の文様が繊細に刺繍され、見事に洋風ドレスと調和しています。

 

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ジュール=ジョゼフ・ルフェーヴル
「ジャポネーズ(扇のことば)」1882年 油彩、カンヴァス 130.8×90.2cm
クライスラー美術館蔵
Gift of Walter P. Chrysler, Jr.
日本に魅せられたフランス人画家ルフェーヴルが描いたきもの姿の女性像。日本初公開。横浜美術館HPより引用

 展示されているのはドレスだけではなく、絵画や工芸作品もあります。ルフェーヴルの「ジャポネーズ(扇のことば)」は、和服着てポーズを決めてるモデルさんがとても楽しそう。ちょっと自分流に着崩してる感じとか妙にリアルで、けっこう好きな作品です。

 

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 ファッションとアート展の中で唯一撮影が許されているエリアがこちら。撮影禁止のドレスと比べるとカジュアルな感じです。

 

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称名寺春景」伊藤誠

ファッションの展示が終わって奥に進むと、もう一つの企画展「自然を映す」が開催されています。新旧様々な絵画作品が展示されています。こちらも撮影OKとなっていました。最近撮影できる展示が増えましたね。

 

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美術館のあとすぐカフェへ行くつもりでしたが、6月4日まで緑化フェアを開催中とのことで、運河パーク展示中のコンテナ花壇をいくつか見てまわりました。グランモール公園から港の見える丘公園周辺まで、あちこちにガーデニングが設置されているようです。

 

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 歩き疲れてきたところでカフェタイム。今回のカフェはYCCヨコハマ創造都市センター1階にあるオムニバスです。建物は1929年に建設された歴史的な建造物で、元は旧第一銀行横浜支店だったそうです。

 

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期待を裏切らない内装です。窓のデザインがいい感じ。

 

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こちらはなんと炭酸のアイスコーヒー。人生初挑戦です。飲んでみると予想以上にすっきり爽快感があり、清涼飲料水としてしっかり成り立つおいしさでびっくりしました。

炭酸はまだしもコーヒーにレモンってどうなのって思いましたが、この炭酸コーヒーに関しては大正解。いっそのことコーヒーという意識を捨てたほうが素直に飲めるかも。ストロー使うよりも直接飲んだほうがレモンの香と炭酸の刺激を楽しめました。

 

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横浜美術館 ファッションとアート展 麗しき東西交流

会期:2017年4月15日(土) ~ 6月25日(日)

開館時間:10時~18時
*2017年5月17日(水)は20時30分まで
*入館は閉館の30分前まで

休館日:木曜日、5月8日(月)*5月4日(木・祝)は開館

主催:横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
公益財団法人京都服飾文化研究財団、日本経済新聞社

後援:横浜市

特別協力:株式会社ワコール、三菱一号館美術館

協力:日本宝飾クラフト学院、公益社団法人服飾文化研究会、 みなとみらい線
横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ首都高速道路株式会社

観覧料:

先行ペア券 2,000円
*1セット2枚で2,000円
*販売期間:2017年1月15日(日)~2月14日(火)
一般 1,500円(前売 1,300円 / 団体 1,400円) 
大学・高校生  900円(前売 700円 / 団体 800円)
中学生  600円(前売 400円 / 団体 500円)
小学生以下 無料
65歳以上 1,400円(要証明書、美術館券売所でのみ対応)

 


カフェ オムニバスcafé OMNIBUS
住所:横浜市中区本町6-50-1MAP

電話番号:045-306-9114

メール:omnibus@yokohamacc.org

アクセス:
みなとみらい線馬車道駅」1b出口
〈野毛・桜木町口(アイランドタワー連絡口)直結〉
JR・市営地下鉄線「桜木町駅」徒歩5分
JR・市営地下鉄線「関内駅徒歩7分

営業時間:11:00~20:00 (ラストオーダー19:30)

定休日:年中無休 (貸切時・年末年始を除く)